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2008年4月18日 (金)

第10話 「インフレ・ヘッジ投資」

4月15日付け Investment & Pension Europs(IPE)によると、オランダの大型年金であるPGGM(医療関係年金)が、インフレ・ヘッジ投資を増やすと伝えています。インフレ・ヘッジ投資、すなわち、将来のインフレ時に運用成果が高まる投資です。まず、最も直接的な投資商品として、インフレ連動債を資産全体の9%に増加させています。インフレ連動債は、昨年9.6%のリターンを稼ぎ出しました。次に、コモディティを5%から7%に、不動産とインフラファンドを15%から16%に、プライベート・エクイティを5%から6%にそれぞれ増加させる予定です。これだけでも合計38%になるわけですので、なかなかダイナミックな運用と言えます。しかし、原油価格が110ドルを超え、穀物への投資意欲が増す中、これぐらいの投資戦略が求められているのでしょう。

一方、日本の年金はどうでしょうか?企業年金の親分のような存在である「企業年金連合会」の資産配分は、国内債券37%、外国債券7%、国内株式33%、外国株式23%となっています。一部、プライベート・エクイティに投資されているとは聞きますが、何とも平凡な資産配分ではありませんか。世界の動きに大きく取り残された状況で、果たして、これで我々の年金原資を確保できるのか疑問です。先程述べた、世界的なコモディティ市場の上昇に全く対処できていない資産配分を無策としか言いようがありません。こういう面からも日本の将来に不安感を抱いてしまうのは私だけでしょうか。。

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