« 第13話 「格付けと債券運用」 | トップページ | 第15話 「ヘッジファンド」 »

2008年4月22日 (火)

第14話 「エマージング債券ファンド」

本日の日経新聞に「日興高金利通貨ファンド」の広告で出ていましたが、確かに、最近、エマージング債に投資するファンドが続々と登場しています。大和住銀「グローバル好金利通貨分散バランス」、野村アセット「コインの未来」、DIAM「DIAMエマージング債券ファンド」、大和投信「ダイワ・エマージング高金利債券ファンド」など、先月から今月にかけて、エマージング債を投資対象としたファンドが設定されました。商品によって異なりますが、エマージング債券が50%以上含まれているケースが多く見られます。エマージング債ですから、南米、アフリカ、欧州エマージング国などが含まれます。投資対象は債券ではありますが、短期債券の場合が多いようです。各社、高金利または好金利(私にはこの使い分けがよく分かっていませんが)をうたい文句に、商品提供を行っています。先進国の金利は、米国発のリセッション懸念から金利低下傾向が続いており、今までように先進国債券のみで毎月分配など配当重視の投信を設計することが困難になったことから、エマージング債の組み入れ比率をこぞって引き上げているわけです。しかし、皆さん、この前に起きたアイスランドの通貨下落をお忘れですか?20%も下落するといくら金利が15%ぐらいに高くてもペイしません。加えて、機関投資家の世界ではエマージング債券投資はすでにバブルな状態を経験し、サブプライムのショックの時もなかなかスプレッドが拡大しませんでした。今更、この債券市場に投資するというのには、非常に疑問があります。個人向けだから良いのでしょうか?まさか、そんなことはないでしょうが。。

« 第13話 「格付けと債券運用」 | トップページ | 第15話 「ヘッジファンド」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/40963842

この記事へのトラックバック一覧です: 第14話 「エマージング債券ファンド」:

« 第13話 「格付けと債券運用」 | トップページ | 第15話 「ヘッジファンド」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ