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2008年4月23日 (水)

第15話 「ヘッジファンド」

4月22日付 Investment & Pension Europe (IPE)の記事によると、オランダ年金で、最近のヘッジファンドのパフォーマンス悪化により、年金の積立比率が悪化していていることが取り上げられています。その結果、オランダ年金では、リスク回避やレバッレッジ比率の引き下げなどの方向性に舵を取り始めたとも報じています。確かに、ヘッジファンドの指数を計算しているHFRIの「HFRI FOF Composite Index」(ファンド・オブファンズの指数)は、今年1-3月で▲4.27%(ドルベース)と大幅なマイナスとなりました。昨年までは、サブプライム問題があったにも拘らず、プラスの成績を残していたことに比較すると、今年は厳しいスタートとなっています。特に、1月、2月には、ベア社の信用危機に端を発した流動性の枯渇から、ヘッジファンドが追証に追われて、強制的にレバレッジをポジションを解消しなければならなかったことが、このマイナス・パフォーマンスに影響したようです。そもそも少しづつプラスリターンを積み上げ、最終的に絶対リターンを追及しているヘッジファンドがマイナスからスタートすることは大変なことです。生損保や銀行などの機関投資家も現在非常に困っているのが実際です。90年代以降、歴史が繰り返されるようにヘッジファンドブームが起こっていましたが、今回の出来事は、その波がヘッジファンドの衰退に向っていることを示しているかもしれません。。

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