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2008年4月25日 (金)

第17話 「コモディティ投資とその弊害」

世は、コモディティ投資真っ盛り。このブログでもインフレヘッジ投資やReal Asset投資として取り上げてきましたが、その深刻な弊害も出てきています。4月23日付けのCNBCのニュースによると、ブラジルがコメの輸出を一時停止すると発表しました。これは、昨今のタイでのコメの価格の上昇などに伴い、国内での供給を確保するためとしています。コメの価格は指標となるタイでの価格が、直近、1トン1000ドルを超えてきており、輸出第2位インドと第3位のベトナムが輸出制限を行いました、ブラジルは、それほどメジャーなコメの輸出国ではありませんが、自己防衛の観点から、輸出停止を決定したようです。コメの価格が高騰したことで、いくつかの国では暴動が起きているとの報道があります。それだけ、これらの地域ではコメは主食として重要なものであるわけです。アナリストによっては、このパニックもコメの新しい収穫を得て、在庫が溜まっていくので、沈静化すると見ていますが、価格高騰の傾向に歯止めがかかる雰囲気はありません。1トン1300ドルの見通しも出ています。今や、コモディティ投資は、原油から穀物に移ってきています。世界の投機資金が穀物に集まり、価格高騰を後押ししているわけです。前回取り上げた環境もバイオエタノールの関係で穀物相場に拍車を掛けています。投資としての、コモディティ投資。低相関やインフレヘッジなど、理屈は一杯ありますが、現実社会にこれだけの社会問題を引き起こしているかと思うと、そうした観点だけで投資を語って良いのか考えさせられます。。

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