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2008年4月27日 (日)

第19話 週末版 「投信評価のいい加減さ」

本日の日経ヴェリタス60面に格付投資情報センターが選んだ「ファンド大賞2008」が掲載されていました。選考対象は、国内公募追加型投信で残高10億円以上、運用期間3年以上としているそうです。部門別の最優秀ファンドの表が掲載されてますが、見て情けなくなりました。国内大型株、国内中小型株、国内債券、外国株式の運用残高は10億円台と正直言って残骸のようなファンドで、こんなファンドの評価が優秀と言われても、この3年間の偶然の賜物かもしれないのです。評価基準が機械的にシャープレシオを利用しているためにこういういい加減な内容になるわけですが。そもそも1つのきちんとしたポートフォリオを運用するには最低資産規模が必要です。資産によっても異なりますが、一般的には30億円以上は必要です。加えて、優れた運用を継続的に行っていくには維持費が必要で、それには運用会社の組織としてのサポートが必要です。今回表彰されている4ファンドの残高から見て、会社として繰り上げ償還させることもできず、管理しているといった色彩が強いと思わざるを得ません。そういう意味でもこうした表彰を行って、正しいとは思いづらい評価を一般投資家に伝えることはいかがなものでしょうか。格付投資情報センターは債券の信用格付けも発表しています。昨年の証券化商品の格付け問題以来、彼らに対する信頼が揺らいでいる中、投信でも同じく信頼に影響を与えることを行っているように思えてなりません。。

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