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2008年4月29日 (火)

第21話 「年金問題が与えた原油価格への意外な影響」

本日は、本ブログの主旨と違うかもしれませんが、年金問題が思わぬところでマーケットに影響した話を取り上げます。25日の海外原油市場に関するあるコメントを読んでいたところ「25日の北海油田では、週末に予定されていたスコットランドのリファイナリーでのストに備え、BP石油はフォルティーズの石油パイプラインを停止すると表明した。同パイプラインは英国北海油田の生産の半分に当たる日糧70万バレルを油送している。」と書かれていました。どうもそのストの原因が、年金問題にあったようです。4月28日付けGlobal Pensionsによると、このスコットランドの会社は、イネオス社で、労働組合と年金制度の変更で相当もめているようです。会社側の提案は、現在の最終給与比例の確定給付年金制度(例えば、退職時の月給の何倍とかで決まる年金制度)を今後の新入社員には廃止し、すでに年金制度に入っている従業員の年金も一部カットするとしたものです。これに労働者が反発し、年金を守るためにストを決行したわけです。会社側も組合員を訴えたりとか、相当こじれているようです。こうした企業年金のカットは、日本でも2000年前半に頻繁に行われましたが、日本の労働者はおとなしく、雇用確保の大義名分から企業の提案を素直に認めてきました。しかし、企業の論理のみで、こうした事態が起こり、結果として、原油価格にまで影響し、世界経済にまで影響するとは、イネオス社も想定していたのでしょうか?昨今のマーケットが回復基調で良い雰囲気なので、原油市場がこれ以上影響受けないことを期待します。。

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