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2008年4月16日 (水)

第8話 「浪速おふくろファンド」

第5話でも取り上げた地域ファンドの一つがこの浪速おふくろファンド。いつ見てもインパクトのあるネーミングです。運用の内容については、前回、辛口コメントを載せましたが、ビジネスとしての志しには、敬意を表したいです。やはり、こういう「おらが町の投信会社」のビジネスがなかなか容易に採算にのるとは思えないわけで、それでもこのビジネスを行うというのだから、相当強い志しがないとできないでしょう。さわかみ投信が支援しているとはいえ、昨今のコンプライアンスに求められる要求が年々高まる中で、こうした小規模運用会社が営業を行っていくことは非常に困難です。加えて、浪速おふくろ投信、かいたく投信および楽知ん投信などは直販会社ですから、口座を持つ会社の事務たるや大変であると想像します。その苦労の一例として、かいたく投信と楽知ん投信のオフィスの場所です。同じ麹町のビルの7階にあるわけですが、色々な意味でお互いに助け合っているのではないかと想像します。さわかみ投信も近くに集まってもらった方がサポートもしやすいでしょう。しかし、投信の事務や計理、そして発注などそんなに甘く見ていると後で大きな落とし穴があるかもしれません。経費を抑える意味では、どうしてもこうしたバックオフィスや管理部門を軽視しがちですが、昨今はこの部分で足元をすくわれる可能性があり、ひいては会社の存続にまで影響することは考えておいた方が良さそうです。加えて、人材です。どうしても金融経験のある人を採用するとある一定水準以上の報酬を払わざるを得ません。従って、ついつい人件費を抑えるために、金融と関係ない人を採用したり、金融経験者でも50歳代以上の人を採用したりとしている場合も見受けられます。投資商品として、長期保有を強調するのであれば、投信会社としての会社の体制も長期投資に耐えうるものかどうか、これもファンド選定のポイントでしょう。

ところで、「浪速おふくろファンド」さん、解約時の信託財産留保金を無しにしてますが、大丈夫ですか?中に組み込んでいるさわかみファンドなどしっかりと留保金取ってますけど。すいません、お節介でした。。

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