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2008年5月22日 (木)

第44話 「大手より新興の運用機関が良い?」

5月19日に発表された米大手金融ソフトウェア開発会社、パートラック・フィナンシャル・ソリューションズ傘下の調査会社が実施した調査によると、資産規模別の分析で、2007年の平均リターンは1億ドル以下の小型ヘッジファンドが11.74%、1-5億ドルの中型が10.27%、5億ドル以上の大型が10.22%でした。また、設立年数別の分析でも概ね同様の結果で、2007年の平均リターンは、2年未満のファンドは15.02%、2-4年が9.45%、4年以上が12.84%でした。このように、新興の運用機関が運用する資産規模が小さいファンドの方が、大手の大型のファンドのリターンを上回っています。ヘッジファンドに限らず、新興の運用機関を選好する傾向が出てきています。カルスターズ(カリフォルニア州職員退職年金基金)は、リーディング・エッジ・インベストメント・アドバーザースというゲートキーパーに、債券で新興の運用機関を組み合わせた投資(ファンド・オブ・ファンズ)を依頼したと5月12日付けのPensions & Investmentsは伝えています。やはり、大手になると運用において小回りが利かなくなりますし、どちらかというと安定志向に走ります。その点、新興の運用機関の方が、運用成果で勝負しようという積極性が強いので、こうした結果が出るのかもしれません。日本では、こうした新興の運用機関が少なく、残念ですが、実績が少なくとも、優秀な新興の運用機関に注目していくことが重要です。。

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