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2008年5月28日 (水)

第49話 「米国株の地位」

 5月26日付けのPensions & Invesytmentsによると、Russell Global Indexに占める米国株の比率は、99年の59%から42%に下がったそうです。一方で、米国外の株式は41%から58%に増え、エマージング株は3.2%から12.4%に増えました。この数字は妥当でしょう。世界の成長ドライバーを見る限り、それはアジアまたは南米といったエマージング諸国であり、先進国では決してありません。しかし、成長率という観点からは正しいとしても、株式市場としての懐の深さ、たとえば、市場規模、企業のガバナンス、ディスクロージャーなど妥当と言えるでしょうか。?成長を買うのが、株式投資ですが、エマージング市場はバブル傾向が一時的に高まっていたのでしょう。90年代後半にもエマージング市場の比率が10数%を超えた辺りから、調整し、5%程度まで急激に落ち込みました。現在のアジア市場の調整にこの経験からすると、納得できます。一方、米国株の比率は、為替の影響もあるかもしれませんが、今後も落ち続けるのではないでしょうか。また、この記事には記述はありませんでしたが、日本の比率も落ち込んでおり、今後も落ち続けると思います。繰り返しになりますが、成長を買うのが、株式投資。今、米国や日本に世界の成長ドライバーとなる力は無いように思います。エマージング市場の整備のスピードにもよりますが、徐々にエマージング市場の世界の株式市場に占める比率は高まっていくと思われますので、外国株式投資をする際には、少しでもエマージング株式を含めることをお勧めします。ただし、トルコとかロシアなどの1国だけに投資するカントリーファンドではなく、南米、アジア、周辺欧州に万遍なく投資するインターナショナル・エマージング株式と呼ばれるファンド(またはETF)に投資する方が良いでしょう。一国だけのリスクは、まだまだ高いですから。。

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