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2008年5月30日 (金)

第52話 「ドイツの不動産市場」

5月28日付けのSpiegel Online(欧州の主要経済ニュースを掲載するオンライン情報サイト)によると、ドイツの不動産市場に投資妙味が大きいと考える投資家が増えているとのことです。ご存じのように、欧米の不動産市場は、過去10年間に大きく上昇し、ただ、最近、下げてきています。しかし、とは言っても、過去10年間に、英国で住宅価格が210%、スペインで190%、オーストリアで168%、米国で104%の上昇を記録しました。一方で、ドイツでは、10年前とほぼ同じ価格で不動産を取得することができるそうです。これには理由があって、90年代初めに、東西ドイツの統合後に、不動産関連の税制優遇があり、すでに不動産ブームが起こり、税制優遇が切れた98年頃からブームが去って、こうした状態になったそうです。しかし、人の判断は相対的なところがあるので、過去10年間上昇していないドイツの不動産は割安だと考える投資家が出てきているわけです。すでに、3年ほど前から、米国のプライベートエクイティや投資銀行が買いを入れ始めてきています。ドイツでは、昨年REIT市場もできましたし、確かに、不動産に投資機会があるようにも思えます。加えて、持ち家率も43%と低く(ベルリンは、12%)、新規の住宅供給戸数も将来の需要に見合うほどではないとの予想もあり、不動産価格にはポジティブな状況のようです。サブプライム問題以降、世界的に不動産市場は軟調ですが、ドイツのような市場があるは、興味深く感じました。今後は、このSpiegel Onlineのニュースもチェックが必要しないいけません。。

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