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2008年6月12日 (木)

第65話 「スタグフレーション下での投資」

6月11日付けGlobal Pensionsによると、コンサルタントのレディングトン・パートナーズのリサーチによると、英国年金でのインフレリスクが高まっているとのことです。英国の年金は、インフレによる賃金上昇が年金給付額に反映されるので、インフレが高まると年金給付支払い、すなわち年金債務が増加することになります。同調査では、最近の長期インフレ期待の上昇により、インフレ率4%超えのリスクが高まっているとのことです。これにより、FTSE100に採用されている企業の合計年金債務は、1,094億ドル、約11兆円増加するかもしれないとのことです。これは、企業業績に大きく影響します。しかし、インフレ問題は、様々なところで、経済にマイナスに影響しています。私は、ここでも、約1ヶ月前の第37話で「高まるインフレ期待」として取り上げ、コモディティやインフレ連動債の投資を提案しましたが、まさしく、1ヶ月たった現在、ひどいインフレ懸念相場になっています。株は下がる、金利は上昇するなど、悲惨な状況です。スタグフレーションが叫ばれていますが、確かに、スタグフレーション下での投資が必要です。まず、37話でも書きましたが、債券よりも株です。この時期にインフレ調整後の実質リターンで見ると、債券は非常に劣る投資商品です。また、株も債券よりもベターですが、やはり、直接的にヘッジできる物価連動債は保有すべきでしょう。資源の乏しい日本は、インフレの影響を受けやすく、為替安の可能性もありますので、海外の物価連動債も良いかもしれません。米国には、TIPSという物価連動債があります。皆さん、正念場です。。

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