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2008年6月13日 (金)

第66話 「ETFの将来性」

6月12日付けのInvestment & Pension Europe (IPE)によると,フランスのビジネススクールであるEDHECが機関投資家向けに行った"2008 ETF Survey"の結果、最近、成長しているが、完全に顧客のニーズに応えていないとの調査結果が出ました。まず、回答者の80%は株式のETFは活用しているが、コスト的に見合わない債券のETFはほとんど使われていないようでした。機関投資家にとって、ETFのコストが大きな問題と答えています。大きな資金を持つ機関投資家にとっては、自分でパッシブファンドの運用を委託した方が、運用コストが安くなるからです。もちろん、一時的に現金比率が高まった時に、ETFを使って、株式比率を維持する(エクイタイゼーション)には、有効だとも指摘しています。また、最近、新しいETFが出るが、透明性に問題があるとも指摘しています。個人的には、ETFの将来性はまだまだ大きいと信じていますが、問題点や使いづらさは、まだ残っているようですね。日本でも、銀行や生保などの機関投資家もETFを重要な投資対象として使用しています。ETFと投信のパッシブファンドでは、取引が場中でできるとか、引値の1回かの違いが、これら機関投資家には大きいようです。日中の相場観で、株式のポジションを変更したいという気持ちが、プロである機関投資家ほど強いようです。やはり、サラリーマン投資家の限界でしょうか。金のETFも解禁されん、ますますETFが注目されていくと思いますが、日本の投資家に受け入れられるためには、海外ETFよりも国内市場に上場されるETFの種類がもっと、もっと増えることが重要です。野村アセットが業種にリンクしたETFを何種類も出していますが、それよりももっと拡大すべき資産クラスがあるだろうと思います。顧客サイドに立って、必要なETFを投入すれば、投資家の拡大が期待されます。一方で、以前にも書きましたが、アクティブ運用の投信にとっては、厳しい事態が待っていることになりますが。。

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