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2008年6月19日 (木)

第72話 「コモディティ投資への投資規制」

6月18日付けのPensions & Investmentsによると、米国において、ジョー・リバーマン上院議員らが、コモディティ投資の規制に関する提案を行うと発表しました。内容としては、5億ドル以上の運用資産を持つ機関投資家によるコモディティ指数に連動するパッシブ運用を通じて、コモディティ市場に投資することを禁止するというものです。法案は、6月24日の公聴会で議論され、年内中の法案成立を期待しているとのことです。また、先物取引所に報告義務のないスワップなどの抜け道も規制するとしています。この考え方は、最近の穀物およびエネルギー価格の高騰について、先物市場での投機資金悪者説によるものです。確かに、市場規模が限られた中で、巨大な資金が動けば、こうした事態が生じる可能性があり、部分的に悪者説は正しいと考えます。従って、何か規制は必要であることには同意します。しかし、市場は特定の投資家を排除することは、いかがなものでしょうか?それでは、開かれた市場としての意義を否定するものです。私は、それほど、先物市場に詳しくありませんので、間違った考えかもしれませんが、誰かを排除する代わりに、証拠金率を引き上げるなどの手段はないのでしょうか。投資家にとって、コモディティは現物投資が困難です。原油やトウモロコシの現物を買うわけにいきません。そこで先物に行くわけで、ここは株式、債券投資と大きく異なる点です。ある投資家がコモディティ市場から排除されると分散投資ができなくなってしまいます。それは、結果として望ましいものではありません。証拠金率を極端に上げて、現物投資と先物投資を近づければ、レバレッジによる投資資金をある程度排除することができます。市場機能に支障をきたさないように、こうした法案以外の道が選ばれることを個人的に期待します。。

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