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2008年7月20日 (日)

第103話 「ベンジャミン・グレアム」

本日付の日経ヴェリタス65面に、井出正介先生が、賢者に学ぶ株式投資として、ベンジャミン・グレアムを紹介しています。バリュー投資の祖であり、ウォーレン・バフェットの師でもあります。その中あで個人投資家向けグレアム5大ルールとして、安全性基準5つと割安基準5つが紹介されています。「安全基準の一つと割安基準の一つを同時満たす銘柄があれば、本当のお買い得」ということで、現状の日本株について当てはめています。その結果、東証1部平均で、益利回り、配当利回りと長期国債利回りの関係で、グレアムの基準を大きく満たすほど、割安だということです。したがって、ROEが平均以上でPERが平均以下の優良大企業を選択すれば、グレアム的バリュー株として長期投資に耐えうるとしています。確かに、そうだと思います。益利回りは、6%近くと非常に割安な水準だと私も思います。しかし、バリュー株の難しいところは、投資タイミングです。今は、もしかしたら、10年に一度、30年に一度、または50年に1度の買場かもしれませんが、バリュー投資の場合、いつフェアーバリューに戻るかが分かりません。「孫の代まで、保有しておこう」というのであれば、今は、買いじゃないかと思います。しかし、10年でも長期と考えている人にとっては、バリュー投資も一種の博打かもしれません。また、バリュー・トラップという言葉があるように、万年割安株というもあります。こうなると我慢比べです。日本株は、インフレに強いと一般的に言われていますが、実際の株式市場を見ると、6月の下げ以降、日本株の下げは、外国株(為替ヘッジなし)を下回っています。割安だからパフォーマンスが良いわけでは必ずしもありません。そこが難しいところです。割安でもホームカレンシー・バイアスを捨てて、日本株を減らし、外国株を増やした方が良いと個人的には思います。

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