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2008年7月22日 (火)

第105話 「カリフォルニア州の公的年金の運用成果」

7月21日付けのGlobal Pensionsによると、2つのカリフォルニア州の公的年金が6月末時点での過去1年間の運用実績を発表しました。まず、カルパース、カリフォルニア州職員退職年金基金は、▲2.4%となりました。一方、もう一つのカルスターズ、カリフォルニア州教職員退職年金基金は、▲3.7%となりました。株式市場の下落から、両有名年金も逃げられなかったということです。それでも、カルパースでは、PE、債券および新しく導入したインフレ連動資産がプラスに寄与したとのことです。カルスターズも、5つの資産クラスのうち、3つはプラスだったが、全体ではマイナスになったとのことです。さて、日本の公的年金はどうでしょうか?世界最大の年金ファンドであるGPIF、年金積立金管理運用独立行政法人の6月末の収益率は、まだ、発表されておりません。カルパースと同時期に合わせて、昨年7月から今年6月までのGPIFの運用結果を予想します。最初の3四半期は実績が発表されていますので、最後の1四半期のみ、インデックスデータを用いると、過去1年間で▲7.15%となります。もちろん、これを単純にカルパース等と比較することはできません。ドル安の恩恵を受けた国と円高のマイナスを被った国では異なりますので。しかし、一方で、日本は対ユーロで、円安ですし、GPIFの為替エクスポージャーも22%程度です。ちょっと、悪すぎるような気がしますね。もちろん、このマイナスの大半は、今年の1-3月期に発生したものですが、それにしても、GPIFも債券100%にするか(私は、こちら側の考えですが)、分割して、カルパースのように資産クラスをもっと分散するか(私は、反対ですが)、どちらかが、必要だと思います。繰り返しですが、ちょっとひどいですね。。

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