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2008年7月23日 (水)

第106話 「ダイナミック・アセット・アロケーション」

7月22日付けのGlobal Pensionsによると、英国の年金基金では、「ダイナミック・アセット・アロケーション・ファンド」が人気となっていると、ベアリング・アセット・マネジメントの情報として伝えています。株式の変動率が高まる一方で、その変動を抑えつつ、リターンを上げたいとのニーズが強く、顧客は、マルチアセット・ポートフォリオに加え、ベアリングの資産配分能力に興味を持っているとベアリングの人は言っています。ここでの「ダイナミック・アセット・アロケーション(DAA)」をどういう意味で使っているかは、今一つはっきりしていません。通常、DAAは、ポートフォリオ・インシュアランス的な手法を指すことが多いと考えます。当該記事も、変動性を抑えて、アップサイドを狙うような意味で記載されているので、そうかもしれません。加えて、マルチアセット・ポートフォリオがポイントと思います。これは、現在、グローバルな傾向です。新しい資産クラスや従来の資産クラスのサブクラスなど、とにかく投資可能な商品対象を広げて、広範なアセットアロケーションを行なおういうものです。ただ、これに更にDAAが機能するのかは、疑問ではありますが、最近のトレンドとは合致したニュースだと思います(ベアリングの資産配分能力までは責任持てませんが)。英国年金は、昔からバランス型ファンドを好む傾向なのですが、一方で、新しい商品、例えば、オルタナティブには慎重姿勢を示してきました。そういうことを考えると、世界市場の変動性が後押しして、運用自体が世界的に変わってきたのではないでしょうか。

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