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2008年7月29日 (火)

第112話 「死期にかける投資」

7月23日のブルンバーグニュースによると、米国最大の葬儀・墓地会社であるサービス・コープ社(NY証券取引所上場)に対して、ヘッジファンドが、ベビーブーマーの死亡率の高まりに賭けて、同社株の保有を増やしていると報じています。このヘッジファンドは、SAC CapitalとAQR Capitalです。2006年の8.1%の死亡率から、2020年には9.3%、2040年には10.9%に上昇するとの予想があります。ベビーブーマーとは、1946年から1964年に生まれた世代で、7800万人の人口となっているとのこと。これこそ死期に賭けた投資ですね。死亡率が予想に反して、高まらなければ失敗、最も死亡率が高まれば成功といった具合です。また、これとは異なりますが、”ライフセトルメント”という投資も、死期に賭けた商品です。これは、生命保険の2次売買市場で、死亡時の保険金を死亡前に時価で買い取ってもらい、買い取った人は、当事者の死亡時に代わって死亡保険金が受け取れることになります。当初の推定余命よりも早く死亡すれば利回りは上昇しますが、逆に長生きされると利回りが低下します。オルタナティブ投資と言ってしまえば、かっこいいですが、人間の死期にまで投資機会を求めるような、そんな世の中なわけです。すごいです。でも、少し考えさせられますが。

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