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2008年7月 2日 (水)

第85話 「弱い通貨が国際分散投資を促進する」

7月1日付けのPensions & Investmentsによると、カリフォルニア州教職員退職年金基金(カルスターズ)は、委員会での承認があれば、230億ドルの資産を米国株(彼らにとっての国内株式)から外国株にシフトするかもしれないと伝えています。これは、従来、国内株を外国株という分け方をしていたのを、グローバル株という1つに変更することで、世界の時価総額ベースに合わせた配分に変わるためです。自国の株を多くするのは、”ホームカレンシー・バイス”と言って、どの国にも見られる現象ですが、これを解消しようという動きも世界中で少しづつ出てきています。しかし、こうした理由の他に、ドル安も影響しているのではないでしょうか。ドル安状態では、海外投資を行った方が、リターンが高まります。これは、かつて英国が経験したものと同じです。国際分散投資の始まりの地と言われる英国ですが、実際は、慢性的なポンド安が国際分散投資を促進したと考えられます。米国年金は、現在の慢性的なドル安の下、今後、ますます海外投資を増やすものと予想されます。これは、43年ぶりに10日連続安となった日本株にとっては、喜ばしい話ですが。

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