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2008年7月10日 (木)

第93話 「女性の老後資金」

7月10日付けのGlobal Pensionsによると、コンサルティング会社のヒューイットの調べで、米国の女性は、老後に標準的な生活水準を維持するためには、男性よりもより資金を貯めないといけないことが分かりました。ヒューイットの予測では、米国男性がは、退職前の最終給与の123%を必要とするが、女性は、平均で最終給与の130%をすると発表しています。この主な理由は、男性に比べ、寿命が長いこと、給与が低いこと、貯蓄性向が低いことを挙げています。従って、401(K)への拠出を高めるとか、拠出期間を長期化するとか、できるだけ引き出すのを遅らせるなどが、必要と言っています。確かに、日本でも同じような傾向があります。もちろん、米国で最終給与の130%必要というのが高いような気もしますが。この値は、リプレイスメント率というそうで、日本の年金水準の議論でもよく、「勤労所得のX%の所得を保障する」などの表現が使われているのと同じ意味合いです(この時には、100%未満の数字ですが)。米国では、公的年金に対して企業年金や個人年金の比率が高いので、自分で多くを貯めて行いといけないのでしょう。日本でも、女性の老後資金は重要な問題です。相続などで、十分な蓄えがあればいいですが、そうした人は恵まれている一部の人でしょう。投資セミナーなどに参加する人も若年層では、女性の比率が高いような気がします。こうした危機感を感じている表れかもしれません。ブランド品よりも老後資金、そのためにも、正しい金融知識を教える場がもっと必要かもしれません。それは、決して、FXセミナーなどではありませんが。

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