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2008年7月11日 (金)

第94話 「ファニーメイ、フレディマックの国有化」

7月11日の日本時間に複数のメディアで報じられたように、米国の住宅金融機関のファニーメイとフレディーマックについて、国有化が検討されているとのことです。両者の株価は暴落していますが、今晩(7月11日)の米国市場でも大きく下げて始まっているようです。また、昨晩(7月10日)には、モーゲージ証券取引の大手であるリーマンについて、PIMCOなどの運用機関がリーマンとの取引を控えるような噂が出て、一時株価が20%程度下落しました。こうした米国金融危機について、国有化、救済合併、特融などの政策が次々と政府から出されるものと考えます。まさしく、こうした事態は、日本で97年~99年にかけて、経験してきたことです。その当時の日本は、住専処理に米国のS&L処理を参考するということをしてきました。しかし、その後の、山一や長銀の破綻からりそな銀行への公的資金投入までの処理は、まさしく未知の世界であり、日本が先例を作ってきたわけです。その間、日本は、マイナス金利を容認し、金融システムの回復に多大なる犠牲を払ってきましたが、その成果として2003年以降の株高の恩恵を受けました。米国は、道半ばとは言えません。ベアーの破綻は、日本での山一や北拓。ファニーメイとフレディーマックが、長銀と日債銀。しかし、米国ではまだそのステージは検討段階です。その当時流行ったバランスシート不況が、米国に蔓延していることから、景気減速は深刻になると言わざるを得ません。売られすぎ指標続出の株価が上昇しないのは、その証拠でしょう。希望としては、ぐずぐずした日本と違い、米国のスピードでしょうか。次期大統領が見えてくる頃には、金融機関処理の方向性を示し、市場が好感することを祈ります。頑張れ、アメリカ。

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