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2008年7月14日 (月)

第97話 「ユーロ高の終焉」

7月14日付けブルンバーグ・ニュースによると、世界最大の債券運用機関であるPIMCOのビル・グロス氏(”グロース”と書く方もいらっしゃいますが)は、1999年のユーロ導入以来、初めてユーロに弱気になったと語っています。ブルンバーグ・ニュースに書かれている様々な解説(グロス氏が言っている解説ではありませんが)としては、欧州景気の低迷は、米国以上と予想され、先般利上げしたECBは、利下げに転じざるを得ないだろうとしています。購買力平価で見ても、ユーロは、ドルに対して、30%程度割高であり、25-30%の割高は相場の転換点になっているとのことです。いわゆるビックマック指数(マクドナルドのビックマックの価格比で為替レートを評価したもの)でも、欧州は米国に対して22%割高と出ています。この見通しに対しては、同感です。もちろん、金利格差が広がっているときは、短期的な相場もそちらにひっぱられますが、相場の行き過ぎは、購買力平価に対して大幅に乖離した時に発生します。米国は利上げ説(私は、賛同しませんが)が有力で、欧州が利下げとなると、金利面からユーロを支える材料がなくなります。すると、この割高感が注目されることとなります。皆さんも、個人的な感想として、欧州旅行の割高さを感じていることでしょう。ロンドンの地下鉄の初乗り料金が1000円というのも、メディアでよく取り上げられています。個人のFX取引でもユーロ買いのポジションがまだ多いと思いますので、徐々に減らしていくことも、考え始めた方が良いかもしれません。

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