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2008年7月15日 (火)

第98話 「モーゲージ証券の買いタイミング」

最近、投資タイミングに関連するネタを取り上げるのが多くなっていますが、マーケットが大きく下げているので、仕方ないかもしれません。7月14日付けのGlobal Pensionsによると、ING Real Estateのリサーチ&ストラテジー グローバルヘッドのティム・ベルマン氏のコメントとして、多くの年金基金は、中長期的には、投資タイミングだと考えるモーゲージ・バック・セキュリティー(以下、モーゲージ証券)への投資について、まだ、現時点では避けて、現金比率を高めておくことが好ましいと考えているようです。大幅に下げたモーゲージ証券について、短期的な値下がりリスクがあっても、年金は短期投資ではないので、中長期的に今がチャンスとベルマン氏は言っています。特に、米国、欧州の商業用モーゲージ証券のミス・プライシングは狙い目とも言っています。ピムコの人も、絶対に投資チャンスはあるのだが、それを掴むには、相当なスキルがいるとも語っています。

確かに、証券化商品の価格は、売り手が非常に多いので、叩き売られた価格で買うことができるかもしれません。しかし、以前のように格付け機関の格付けを信用することはできないので、裏にあるローンの内容や物件の内容まで細かく分析できないと、叩き売り価格かどうかの判断も困難でしょう。そういう意味では、プロのスキルが必要かと思います。一方で、今年の初めには、いくつかのプロ達が、こうした証券化商品(ディストレストの証券化商品)に投資するファンドを立ち上げましたが、すでに厳しい状況に追い込まれているファンドもあります。となると、プロ中のプロに委託しないと、このチャンスを捉えられないということになります。そこまでの確率なら、この買いタイミングは、見逃しても良いのかもしれません。

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