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2008年8月 5日 (火)

第118話 「ご当地ファンド」

8月4日付けのGlobal Pensionsによると、米国ミシガン州の知事が、ミシガン州年金基金でミシガン州を拠点とする企業に投資することを計画していると伝えています。これによって、成功している中小企業を育てたり、誘致したり、残ってもらうことで、雇用の拡大などを図ろうというものです。また、それがめぐりめぐって、年金基金も増えるという計算です。この話、日本で、一時流行った”ご当地ファンド”に似た発想です。もちろん、主目的は全然違いますが、地元の企業に投資すると言う点では似ています。日本のご当地ファンドは、トヨタ系企業に投資する東海地方から始まったと記憶しています。これが、結構人気となって、各地方に広まっていきました。しかし、投資銘柄数が少なく、業種も偏ってしまうということで、運用上の問題を指摘する声も多くあります。加えて、例えば、トヨタ系ファンドで、東海大地震などの災害が起きたときは、どうするのでしょうか?このミシガンでも同じこと。災害や地域経済に地域の人が年金運用と雇用という二重のリスクにさらされるわけで、本当に良いのであろうかと思います。ちょっと、違いますが、従業員持ち株会なども雇用と運用のリスクを二重にしている仕組みです。分散とは、リスクの所在、原因を分けることのなので、これでは、卵を一つのかごに入れるの同じです。ミシガン州も、地域活性化に年金を使うことはないと思いますが。

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