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2008年8月18日 (月)

第131話 「フィデリティ 世界小型株投信」

8月17日付けの日経ヴェリタスからもう一つ注目したのが、66面の新投信紹介コラム”クリップ”です。今回は、8月14日設定のフィデリティ世界小型株投信が紹介されています。ひねりはありません、読んだままの商品です。私は、個人的には、面白い分野を狙ってきたなと、関心しましたが、正直言って、売れてません。野村證券が販売会社ですので、期待も大きかったと思いますが、当初設定額が56億円程度でした。フィデリティとしては、肩透かしもよいところです。野村證券でも、現在の市場状況では、株式商品を売るのは難しい時期ですし、ブラジルとか特色のあるものの方が注目されます。業界関係者に聞いた話では、フィデリティ日本法人の外人社長は、設定日直前まで、毎日、売り上げが伸びていないことを、なんとかしろと、販売会社に怒鳴り込んでいたとの噂です。結局、フィデリティという、運用のプロを自称する会社も、投信は、商品内容よりも、結局は販売会社が売るかどうかだと思っていると証明してしまっています。なんとも情けない話ですが、これが現実です。日本では、なかなか貯蓄から投資に資金が移らないと言われています。麻生幹事長も、新たな証券優遇税制によって活性化させようとしています。しかし、実は、個人がリスクを取ろうにも、まだまだ、この業界が、胡散臭いと思わせている面があるのではないしょうか?いくつかの証券不祥事を乗り越え、また、ネット証券の台頭で個人の証券市場に対する信頼は相当改善したと思いますが、資産運用をもっと身近にするため、いかに業界が、過度な拝金主義から脱却できるかが問題です。そのためには、こういう日本で短期間に売り上げをあげることだけの使命を持った外資系運用機関を排除することも重要かもしれません。”金融攘夷”とでも名づけましょうか。

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