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2008年8月20日 (水)

第133話 「リーマンブラザーズは破綻するのか?」

8月19日付けのPensions & Investmentsによると、リーマンブラザースの株価が8月19日の市場において、約13%下落し、過去2日間で、22億ドル(2200億円)もの時価総額を失ったと報じています。直接の原因としては、アナリストによる証券化商品がらみで更に40億ドルの償却の可能性が伝えられたからです。また、リーマンは、保有する運用会社の株式もプライベートエクイティに売却するだろうとも予想されています。この結果、株価は13ドルまで下落しました。この先、一体、リーマンは破綻の道を辿るのでしょうか?やはり、それは、株価を見るのではなく、クレジット市場を見るのでしょう。直近の金融危機が、3月20日前後のベアースターズの破綻です。この時、クレジット市場は、スプレッドが大きく拡大しました。その後、回復基調にありましたが、その後、再び拡大を始め、現状は、3月危機と同水準かそれよりも悪化した水準にあります。特に、モーゲージ証券やアセットバック証券のスプレッドは、3月危機を上回る水準まで広がっており、言い換えれば、価格が下落しています。従って、リーマンが仮に報道にように、引き続き大きなモーゲージ証券のポジションを保有していれば、7-9月で一段の償却は不可避と想像されます。また、リーマンに限らず、この影響は大きく金融機関に広がっていると考えられます。従って、このままリーマンが生き残れる可能性はほぼ困難なのではないでしょうか?救済合併の話が水面下で行われているような予感がします。しかし、最近のクレジット市場の下げを見るたびに、ぞっとするのは、私だけでしょうか。

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