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2008年8月25日 (月)

第137話 「金融危機下での中央銀行の役割」

8月25日付けのブルンバーグニュースによると、先週末に開かれた米連邦準備制度理事会(FRB)の年次シンポジウムに参加したバーナンキFRB議長やトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁、元中銀当局者、エコノミストらは、中銀が金融安定性に責任を負うべきかや、米金融大手の懸念をどの程度考慮するべきかをめぐり意見が対立し、結局、金融危機の再発防止策に関しなど、何も結論に至らなかったとのことです。金融パニックを起こさないために何ができるのか、できないのか?規制すべきか、しすぎるべきではないのか?など意見が分かれ、結論が無かったそうです。そもそも中央銀行が金融危機を回避するシステムを作ることが出来るのでしょうか?あのグリーンスパン議長でさえ、現在では、この住宅バブルを作った張本人のような言われ方をしています。中央銀行は、ある問題が生じた後に、薬を与える程度の患者であれば、悪くなる前に治すことができるでしょうが、根本的な金融システムに問題が生じ、外科手術が必要な場合には、延命治療程度で、根治させることはできないと考えます。日本でも、日銀は、金利を下げ、お金をジャブジャブにしただけで、銀行システムを根本的に救うことはできませんでした。小泉内閣が崖っぷちまで追い込むという外科手術を行い、そこまで追い込まれた銀行が、自ら”生きなければ”と自覚して、再生したわけです。米国が、新大統領の下、こうした状況になれば、回復も意外と早いかもしれませんが、ダメなリスクも相当残っています。相場は、ずっと下げ続けることもありませんので、8月相場が終わった後は、少し小休止するかもしれませんが、次の波乱で、本格的な対策が期待されます。各国の中央銀行の人も、それまでに、もっと話し合って、大きな方向性ぐらい合意するようにして下さいね。

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