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2008年9月 3日 (水)

第145話 「モノライン、忘れかけた主役」

9月2日付けのブルンバーグニュースによると、2日の米国株式市場で、モノラインのアムバック・フィナンシャル・グループの株価が15%程度上昇したと伝えています。ウィスコンシン州当局が、アムバック傘下のアムバック・アシュアランスから新会社に8億5000万ドルを移管する計画を承認したためです。アムバックの株価は、7月初めにほとんど1ドルまで下落したのち、7ドル強まで、約7倍となりました。MBIAも7月の安値4ドルから現在16ドルまで4倍に上昇しています。今まで日本人がほんとん注目もしていなかったモノライン保険会社。それが、サブプライム問題、そして証券化商品の危機で突然に有名になり、そして、金融危機を誘発したとして非常に有名になりました。しかし、その後、ファニーメイとフレディマックに主役を横取りされてあまり注目されていませんでしたが、見事な(?)回復です。もともと、地方債の保証業務には問題がなかったわけで(たぶん)、証券化商品の保証と切り離せば、生き残れる可能性が高いわけです。加えて、金融株の空売りもやりにくくなり、ショートカバーも入ったことも影響したのでしょう。こうして、また、投機筋にとって、主役がいなくなると、新たな注目株を探さないといけません。しかし、金融のようにハイ・レバレッジのビジネスなら空売りも大もうけできるのですが、一般的な銘柄では困難です。ちょっと、小康状態が続いており、投機筋にとってのスターはちょっと人材不足になっているかもしれません。ボックス相場、そんな感じがこうした面からも伺えます。

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