« 第147話 「続J-REITの行方」 | トップページ | 第149話 「ストラテジストの予想」 »

2008年9月 7日 (日)

第148話 「景気循環と投資」

本日の日経ヴェリタス66面に「賢者に学ぶ株式投資 ジム・クレイマー(下)」が掲載されていました。ジム・クレイマーは、チャートは使わず、業種やセクターごとの、景気動向と株価変動の関係性を重視していると説明されています。この相場サイクルを用いた投資手法については、シンプルであるものの、意外ときちんと実行できていないと考えます。例えば、金融当局が引き締めに転じる局面で、銀行、住宅は売りとなりますが、これを忠実に出来ていれば、現在、サブプライムによる相場下落もある程度回避できたかもしれません。また、金属、鉱山株は買いですから、これも、その後の相場下落を緩和するのに役立ったはずです。しかし、実際にはそういう行動が一般的に取られたと思えません。REITも2007年初めまで世界的に好調でしたし、金融も同じくです。その後の急落を考えれると少なくともポジションを軽くすることはできたかもしれません。先日の日本のある大手企業の企業年金運用担当者と意見交換をしました。運用機関から、グローバルREITを進められたりしましたが、決して投資しなかったと言っていました。年金は長期投資ですが、彼は、資産保全の観点から、こうした景気サイクルを考慮していると言っていました(もちろん、長期的な資産配分方針もきちんと堅持しています)。こうした冷静な判断が資産保全を図る重要な点だと、改めて考えさせられる機会となりました。

« 第147話 「続J-REITの行方」 | トップページ | 第149話 「ストラテジストの予想」 »

投資一般」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/42409539

この記事へのトラックバック一覧です: 第148話 「景気循環と投資」:

« 第147話 「続J-REITの行方」 | トップページ | 第149話 「ストラテジストの予想」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ