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2008年9月23日 (火)

第161話 「グローバルな金融再編」

9月23日付けの各紙は、三菱UFJフィナンシャル・グループがモルガンスタンレーに最大20%出資すること、そして、野村ホールディングがリーマン・ブラザースのアジア部門を買収(もしかしたら、欧州部門も)することを報じています。これは、このブログ155話で私が期待したシナリオ通り、日本のトップ金融機関がグローバルな金融再編の中で、非常に重要な役割を果たし始めていることを証明しました。これは、一種、循環的なものです。80年代は日本の金融機関は規模の拡大に走り、弱っていた米国金融機関を助ける側にいました。90年代後半から2000年代初めは、バブル崩壊で弱った日本の金融機関を外資系金融に助けてもらいました。そして、今、日本の金融機関が助ける順番が回ってきたのです。ここは、日本の金融機関にとって大きなチャンスです。外資に好き勝手やられた後ですので、ここから日本流の経営で、世界金融を立ち直させるチャンスである、責任でもあるかもしれません。以前より、日本は金を出すものの、外資の経営が出来ないと言われてきましたが、経営に関しては、日本の金融機関にも人材が育っており、その心配は少ないと思います。最後に日本生命が登場すれば、役者は勢ぞろいです(東京海上日動は、最近大きな買い物をしたので、損保トップですが、今回の役者からは外れるのではないでしょうか)。リーマン日本法人の従業員も、野村に買収された後も、雇用が継続されるようですので、大量の失業者も出ず、良い解決だったと思います。しかし、リーマンの社員も今後は、日本企業の社員として、過度な拝金主義に向かわず、節度ある仕事をしてほしいものです。日本の金融機関がグローバルな金融再編に参加することで、私の主張する「金融攘夷」が進むことを期待します。

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