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2008年9月24日 (水)

第162話 「ポールソンの矛盾」

9月24日付けのブルンバーグ・ニュースによると、ポールソン米財務長官が1年半前の上海先物取引所での講演した内容と現在の行動に矛盾があるとの記事が掲載されていました。長官は、中国は資本市場を完全に開放しなければ経済の潜在力として数兆ドルを失うリスクがあると指摘し、「開かれて競争力があり、自由化された金融市場は、政府の介入よりもはるかに安定と繁栄を助長する方法で希少な資源を有効配分できる」と述べていたそうです。しかし、この中国に対するこの助言は、ポールソン長官が7000億ドルの金融安定化策をまとめ、米証券取引委員会(SEC))が金融関連株の空売りを禁止した今となっては、むなしく聞こえると、まとめています。確かに、米国は、非常に国益を重視し、こうした助言も中国のためではなく、米国の国益のために、助言しているのでしょう。日本に対しても、不良債権処理を促し、郵政民営化を働きかけたことは、皆が知っていることです。こうした本音と建前を冷静に使い分けれる米国の強さは、ある意味見習わないといけないかもしれません。しかし、今、米国発でこうした大混乱を引き起こし、”ごめんなさい”の一言のお詫びの無い国は、やはりダメのレッテルを貼られるべきだと考えます。矛盾だと思っても、正しいと言う厚顔無恥、これこそが米国なのでしょう。だからこそ、私が、「金融攘夷」を掲げる理由です。今日、ある外資系運用機関に勤める知り合いと偶然、会いましたが、非常に暗い雰囲気で、転職する予定だとの告白を受けました。現在の会社は、リストラ待ちで信頼関係も壊れた、しらけた雰囲気が蔓延しているそうです。そんな会社、日本から出て行ってください。お願いします。

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