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2008年9月25日 (木)

第163話 「リプラスからの教訓」

9月25日付けの日経ニュースによると、東証マザーズ上場で家賃保証事業などを手掛けるリプラスは24日、東京地裁に破産手続き開始を申し立て、開始決定を受けたとのことです。負債総額は約325億円で、滞納家賃の代位弁済などの運転資金が確保できなくなった、いわゆる資金繰り倒産です。リプラスは、賃貸物件に関して、通常必要とされる保証人の代わりに、わずかな保証料で賃貸人の家賃滞納を保証します。また、物件オーナーに対しては、保証会社付き物件として、リスクは抑えられるので敷金を減らすことができるというメリットを強調し、初期費用を抑えて、賃貸をつけやすくしましょうと、営業したのです。これによって、リプラスは、家賃保証業務を拡大していきました。しかし、こうした保証事業は、一種の保険です。保険会社(生保、損保)は、法律により規制され、また、十分な資本を持つこと義務付けられています。しかし、こうした民間保証会社にそうした自己資本規制がありません。そこに大きな穴があると考えます。リーマン、AIGショックで話題となったCDSもクレジットリスクの保証業務ですが、これも法の抜け穴の商品です。従って、こうした保証を何がしか行っている会社がある場合には、自己資本がどの程度あるか、その自己資本に対して、何倍の保証債務があるかを確認しないといけないのです。これは、リプラスから得られた教訓ではないでしょうか。

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