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2008年9月26日 (金)

第164話 「フォルティス、おまえもか!」

9月26日付けのブルンバーグ・ニュースによると、ベルギー・オランダ系大手金融機関フォルティスの株価が急落しているそうです。同社が事業買収したオランダのABNアムロ・ホールディングの顧客が取引を他行に移しているとのオランダ紙、デ・テレグラーフの報道が売りを誘っているようです。同時に資金繰り不安も出ているとの話です。フォルティスのCDSのスプレッドも急拡大しており、また、別のニュースでは、欧州短期金融市場で、1カ月物ユーロ建て金利が上昇し、2000年12月以来の高水準に達しているようで、米国金融不安が、欧州の銀行まで波及していると言わざるを得ません。フォルティスは、ABNアムロの買収をしましたが、非常にその評価は厳しく、株価下げを誘引し、系列運用会社の株式も一部、中国資本に売却したぐらいです。勝ち組が負け組に突然入れ替わってしまう典型例と言えるでしょう。米国では、この時点で不良資産買取りの枠組みについて議会での合意が取れていません。2週間ぶりに、不安な週末を迎えざるをえません。加えて、世界の投機資金が、空売り規制の甘い市場で、金融株に対して投機的な売りを仕掛けるかもしれません。すでに景気後退から利下げの必要性が取りざたされている欧州で、大手金融機関の破綻が現実になるかもしれません。

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