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2008年10月 3日 (金)

第169話 「外資系運用機関の憂鬱」

10月2日付けのブルンバーグ・ニュースによると、中国2位の保険会社、中国平安保険(集団)は2日、ベルギー・オランダ系金融サービス大手フォルティスの資産運用部門の50%株式取得計画を撤回したそうです。市場環境を理由に挙げているそうですが、先般のフォルティスの一部国有化が影響している可能性もあります。投資銀行、銀行と破綻の連鎖は、少なからず運用機関にも影響を与えています。リーマン参加のニューバガー・バーマンという運用会社もPEファンドに売却されました。フォルティスのケースは、逆に、売却できなかったことで、今後に不安を残しました。親会社が一部でも国有化されたことで、資産処分の対象として、中国平安保険のような経営の主体性を残せる株主ではなく、高く買ってくれる株主に売却される可能性が出てきました。そうした不安は、優秀な運用者の離職に繋がるかもしれません。三菱UFJが株式を取得したモルガンスタンレーについても、運用子会社を持っていますが、三菱UFJの意向次第では、同グループの運用機関と合併などもあるかもしれません。金融混乱が落ち着きを見せないことから、年末に向け、リストラを計画している会社もあるとの情報です。最近業界関係者から得た情報では、マルチマネジャー運用で世界的に有名な会社が、日本法人での大きなリストラを今月中旬に計画しているとの噂があるそうです。来年度予算の時期だけに、外資系運用会社にとっては憂鬱な日々が続きそうです。

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