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2008年10月 3日 (金)

第170話 「金融安定化法」

10月3日の各メディアは、本日、米国下院で修正された金融安定化法が可決されるかどうかを大きく取り上げています(日本時間3日10時15分に書いています。この時点で、採決は行われておりません)。下院で再び否決されれば、世界は地獄に落ちるようなニュアンスでほとんどのメディアが伝えています。確かに、金融安定化法は非常に重要であると思います。特に、個人的には、預金保険の対象金額を倍増させたことは、取り付け騒ぎを一時的にでも、沈静化させる効果があると考えます。今、重要なのは、中小金融機関です。もう、大金融機関の問題は、9月のAIGで峠を越えています。仮に、金融安定化法が否決されても、これ以上、ネガティブに反応しないのではないでしょうか。以前にも書きました「ショックセラピー」が有効に利いていると考えます。合併、身売り、資本取り込み、何でもありで、大手金融機関は自らの努力で過去2週間努力してきました。資本の充実こそ、金融危機を乗り切る最終ハードルなのです。しかし、中小金融は、そうはいきません。セーフティネットを用意しないと国民は狼狽します。一方、欧州は、積極的に公的資金で資本注入を金融機関に対して行っています。欧州では、国民からの反対世論があまり報じられないのは、不思議ではありますが、非常に危機管理は充実していると考えます。金融安定化法が否決されれば、更に、民間の努力が促進されます。一方、金融当局は危機回避のため、協調利下げや更なる資金供給を行うでしょう。もう、金融安定化法で、市場が揺れる可能性が低いと考えますが、楽観すぎるでしょうか?。

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