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2008年10月 4日 (土)

第171話 「金融安定化法(2)」

米国時間10月3日に無事、金融安定化法が下院で可決されました。しかし、「Buy the rumor, Sell the fact」の通り、米国株式市場は、結局、マイナスで終了しました。言い換えれば、私が考えたように、もう金融安定化法は大きな意味が無かったということだと考えます。10月3日付けのブルームバーグ・ニュースによると、ポールソン米財務長官は7000億ドルの金融安定化策の実施に向け、弁護士やバンカーに加え資産運用会社最大10社を起用する方針だそうです。すでに、PIMCO、ブラックロック、レッグメイソンの名前が候補に挙がっているようです。こうした迅速な対応は、市場に安心感をもたらすでしょうから、プラスです。しかし、そこまでです。ここから重要なのは、利下げによる時間稼ぎと、金融機関の自助努力による資本増強です。そうなれば、インターバンク市場も正常化します。もちろん、時間はかかりますが、戻ります。今日、朝のニュースでホリコ・キャピタルの堀古氏が非常に弱気なことを言っていました。別にそれ自体は問題ありませんが、その理由の一つに空売り規制の解除を挙げていました。そういう目先の短期的な需給を取り上げることは妥当ではありませんし、同氏が投資顧問会社を名乗る単なるトレーダーだということを証明するものでした。今、考えないといけないのは、金融システムの再構築であり、そのために資本の充実しかないと思います。決して、空売り云々ではありません。ニューヨーク市場がマイナスで引けましたが、ほとんどそれ自体に意味はなく、改めて冷静に来週以降の市場を考えるべきです。

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