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2008年10月 6日 (月)

第173話 「逆境でも強い金融機関」

10月6日付けのブルンバーグニュースによると、金融混乱の続く中、英株式市場でHSBCの株価は年初来で10%上昇しているとのことです。欧州銀行大手69行の平均騰落率がマイナス35%なのに対し、HSBCは唯一、騰落率がプラスとなっています。HSBC株に資金逃避の買いが集まっているためと言われていますが、確かに、HSBCは、顧客預金の預入額が融資額を上回る数少ない欧州の銀行の1つで、資本比率もトップクラスになっています。米国でもワコビアの買収で有名になったウェルズ・ファーゴも健全銀行の一つとなっています。同行は、他行が住宅ローンを貸した後、証券化して売り飛ばすのではなく、きちんと自分で保有していたために、きっちりと信用分析などを行ってきたことが、健全性を保てた要因とのことです。現在に異常とも言える金融混乱期に、こうした健全性を保てることは、経営者の質の高さを表していると思います。そういえば、日本のバブル期に、銀行は、株式投資に走り、大きな損失を出しました。本業である預金と貸出しに注力していれば、バブルの傷も浅かったと、よく言われていたことを思い出します。堅実、それは、臆病ではないことを、早く金融機関の経営者は悟るべきだと思います。

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