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2008年10月 9日 (木)

第176話 「高くついた買い物」

10月9日付けのブルンバーグ・ニュースは、英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のフレッド・グッドウィン最高経営責任者(CEO)が手に入れた獲物は、大き過ぎたかもしれないと評しています。 2007年に世界の金融市場が凍りつくなかで、RBSは金融業界で史上最大の買収劇を演じ、ベルギーのフォルティス、スペインのサンタンデール銀行とともにオランダのABNアムロ・ホールディングを買いました。しかし、以来、RBS株はロンドン市場で83%下落。英銀のなかで最も低い自己資本比率が、資金繰りの不安を高めており、また、買収仲間のフォルティスも、国有化されました。拡大路線、経営者にとって誘惑の言葉です。競争相手に勝ちたい(この場合、バークレーズ)との気持ちが、冷静な判断を狂わすのです。規模を追う時代ではないのは、日本での教訓ですが、レバレッジ金融が、迷わさせたのだと思います。もう、後戻りできません。多くの金融機関は再編で名前を失います。日本の銀行のように。1年後にRBSという名前がなくなっている可能性は、相当に高いでしょう。しかし、投資家にとっては、それが現在の金融混乱を解消する有効な手段であり、早く決断してほしいと思っているのではないでしょうか。市場は冷徹ですので。

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