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2008年10月26日 (日)

第189話 「ダイワ・ブラジル・レアル債オープン」

10月26日付けの日経ヴェリタス70面に、「ダイワ・ブラジル・レアル債オープン」の広告が掲載されています。明日から、募集開始のようです。これは、大和証券がブラジルのイタウ銀行と提携しましたが、その関連商品です。しかし、昨今の新興国通貨の混乱により、ブラジル・レアルも大きく下落しました。安値からは若干反発しましたが、まだ、不安定な状況です。7月に「UBSブラジル・レアル債券投信」が約3000億円近い資金を集めて注目されましたが、クローズ明けの10月20日で、基準価格は、7255円(配当落ち前)と約▲28%の下落です。一時は6000円台にまで下落し、個人投資家にとっては辛い結果となっています。野村アセットは、同じくブラジルレアル債ファンドを今月中旬に設定予定でしたが、中止しました。大和証券にとっては、通貨レアルも下落し、タイミングは良いという営業トークを使えるかもしれません。また、投資タイミングに注目する個人投資家にも受けるかもしれません。しかし、そもそも、この環境下でこうした投信を出す運用会社にプロフェッショナルとしてのモラルや顧客重視の視点があるのか疑問です。現在、投資銀行の行き過ぎた資本主義、儲け主義が問題になっていますが、結局、やっていることに大きな違いはないのではと考えます。「貯蓄から投資へ」などと、もっともらしい言葉を並べるなら、投資にふさわしい投資商品を提供することが重要ではないでしょうか。金融業界の意識の構造改革こそ、市場反発の重要な要因と思います。

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