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2008年11月16日 (日)

第208話 「変額年金の隠れ条件」

11月16日付けの日経ヴェリタス60面に、「変額年金、隠れ条件表面化:株安で運用変更や元本割れも」という記事が掲載されています。株式市場の下落で、変額年金の元本保証の仕組みに対する理解や運用方針に対する理解が揺らいできているという内容です。例えば、東京海上日動フィナンシャル生命の商品は、いわゆるCPPI(Constant Proportion Portfolio Insurance)的な運用方法を採用しており、株式と債券の比率を運用状況により変更し、株式相場下落により、資産がある一定水準を下回ると債券だけの運用に切り替え、二度と株式に投資しないというものです。これにより10年後には元本(+α)が確保されるが、仮に株式市場が上昇してもその上昇分を享受できないということです。ただ、正直言って、これについて、記事で取り上げるほど、顧客と販売会社(ないしは運用会社)でトラブルが発生する可能性は低いような気もしますし、上昇分を取れなかったと怒鳴り込む人も少ないのではないでしょうか。しかし、一方、この次に書かれている「原資保証」と「総額保証」は、結構、揉める火種があるように感じます。これは、分かり難いでしょうし、この点を販売時に正確に説明しているかどうか、疑問です。満期時の保証か、年金受け取り総額での保証かは、結構、異なりますし、そう思っていない人も多いのではないでしょうか。厳密な経済効果よりも、個人は、「保証」という言葉に敏感であり、それぞれの思いを持っていますので、今後、この手の訴訟、トラブル(説明がなかったとか)があるのではないでしょうか?特に、金商法施行前に販売した商品は要注意です。

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