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2008年11月23日 (日)

第214話 「CMBS危機」

11月23日付の日経ヴェリタスの1面や24面に米国CMBS(コマーシャル・モーゲージ・バックド・セキュリティーズ)の価格が急落しているとの記事が出ています。これは、住宅ローン債権ではなく、商業用不動産ローン、たとえば、ホテルとかオフィスビル向けローン債権を裏付けとした証券化商品です。本来、この証券化商品は、先の金融安定化法により、公的資金で買い上げられる予定でした。この基金は、TARP(Troubuled Asset Recovery Programme)と呼ばれていますので、まさしく不良債権買取りのための基金でした。しかし、ポールソン財務長官が、買い取りを止めて、金融機関への資本注入に使うと方針を変えたために、CMBSの投げ売りが始まったわけです。加えて、不況で、空室率上昇の可能性も出たために、価格が下がっています。これでけではなく、最近は、米国のREITも暴落しています。米国の不動産不況は、予想以上に厳しいようで、このブログで以前、楽観的記事を紹介したことが、間違っていたのだと認識しました。しかし、一方で、米国の期末を控え、CMBSの投げ売りの感は強く、実態とかい離した価格となっている可能性もあります。いずれにせよ、年末年始は、相当、ボラティリティの高い、理屈を超えた価格変動が続くのでしょう。

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