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2008年11月30日 (日)

第218話 「ボーナスと資産運用」

11月30日付けの日経ヴェリタス60-61面のスマートライフの紙面で、冬のボーナスの使い道や金融混乱期の資産運用について特集しています。その中で、紀平正幸さんら3名のFPの方がコメントを述べてらっしゃいます。どの方も、基本は、長期投資、分散投資、余裕資金の確保を挙げており、大きな違いもありませんし、正直言うと、大した事は言っていません。その中でも、紀平さんが、”5%の運用目標で長期投資”などと書いています。しかし、長期投資だからといって、今後、5%の達成することなどできるのでしょうか?日本の年金制度も含め、あまりに高い目標を掲げすぎていると考えます。今、投資から得られるリターンは、せいぜい、3~4%ではないかと考えています(ここでは、複利的な発想を持って話しています)。私が調べたところ、ブラックマンデー以降、世界の株価はドルベースで約7%で成長してきました(含む、配当)。仮に、今後もこのペースで成長するとすれば、日本の投資家にとっては、ここに為替ヘッジのコスト程度を差し引いた程度が株価からの期待値になります。最近、世界的に金利低下の状況にあり、金利差が縮小していますので、目先は2%程度、中期的には3~4%の金利差を想定できるでしょう。そうすると、大体、世界株からは、3~5%程度の円リターンが期待できます。一方、債券からは、せいぜい、名目成長率程度の2%前後程度しか期待できないでしょう。仮に、株式と債券を半分づつ組み合わせたポートフォリオの期待リターンは、3~4%程度だと考えるのが妥当であると思われます。世界的な成長率の鈍化、デフレ傾向からして、分散投資でも長期投資でも、高いリターン(5%でも高い)が達成できると考えないで、資産運用を考えるべきと思います。

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コメント

確かに5%は高いですね。ただFPの言う事にいちいち耳を傾ける必要はないでしょう。あくまでFPは只の一資格なだけですから…

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