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2008年12月 6日 (土)

第222話 「分散投資の効果は消えたのか」

12月5日付けのブルームバーグ・ニュースによると、著名投資家であるジム・ロジャーズ氏は、商品相場の先行きについて、ファンダメンタルズは「損なわれておらず」、新規供給がなく不足の事態となれば、反発するとの見通しを示したそうです。同氏は「ファンダメンタルズが損なわれていないのは唯一商品相場だけで、農民は農薬を購入するための融資を得られていない。亜鉛鉱山を開発しようにも融資が得られない。そんなに遠くない時期に供給で極めて深刻な問題が起きるだろう」と指摘しています。同氏は、ずっと原油相場等、商品相場には強気の意見を持っていましたが、さすがに、ここまでの短期的な調整を予見できなかったのでしょう。WTIが昨晩40ドル近辺まで下がった状況では、同氏の強気意見が虚しく聞こえます。今回の金融大混乱は、世間では言われるように、「ディ・レバレッジ」が主因だと思っています。拝金主義が行き過ぎ、高レバレッジで収益を大きく見せることです。これが、信用システムが揺らいだことで、巻き戻しが起き、また、「Cash is King」の下、全ての投資資産を現金化する大きな流れが起きたことです。だから、分散投資が利かない、全ての資産がほぼ同時に下がる現象が起きたわけです。逆に、現状の市場は、全て、一蓮托生、商品だけが戻るとか、株式だけが戻るとか、無いと思います。現金が投資に再び振り向けられるとき、分散効果は、徐々に復活すると思われます。来年早々ぐらいには、そういう時期が来ると期待しています。

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