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2008年12月21日 (日)

第234話 「再びブラジル債券ファンド」

12月21日付け日経ヴェリタス60面の金融商品・サービスの紙面で、ブラジル債券ファンドについて記事が掲載されています。ブラジル債券ファンドは、夏以降も各社からの設定が続いているが、ブラジルレアル通貨の下落により、期待通りの販売額に至っていない例が出ているとのことです。このブログでも、以前、ブラジル債ファンドについて取り上げましたが、http://fundbuster.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/166-67e8.html 結局、同じことが繰り返されていたことに失望します。しかし、これは、販売会社だけの問題ではなく、投資家側の投資動機にも影響を受けています。特に、富裕層や投機志向の強い投資家、こうした顧客は、証券会社の顧客に多いのですが、非常に値動きの軽さを求めます。極端な言い方をすれば、損してもいいから、どんと上がる商品を持ってこい、といった要求を販売会社に伝えます。すると、販売会社(特に、証券)は、それに沿った商品しか作りません。特に、今は、素人投資家に投信を売るのは、金商法的に恐いので、セミプロ投資家に依存する体質が強まっています。今後の市場環境から想像すると、こうした値動き重視の商品提供は続くと考えられます。しかし、決して、それは運用会社や販売会社にとって、中期的に正しいことを行っていないので、自滅への道を進むことになるのではないでしょうか。

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