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2009年1月 5日 (月)

第241話 「米国債利回りの行方」

あけましておめでとうございます。本年最初の投稿です。1月5日付けのブルームバーグ・ニュースによると、米国のプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)17社を対象に実施した調査において、2009年の米国債リターンは10年ぶりにマイナスになると予想されています。景気刺激策に弾みがつき、質への逃避の動きが衰えるとみられることが理由です。米国債のリターンがマイナスになった場合、98年にヘッジファンドのロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)の救済やロシアのデフォルト(債務不履行)で米国債買いが活発化した反動が出た翌99年以来となります。その当時、米国債利回りは 99年に4.65%から6.44%に上昇しました。今回の調査によると、今年は10年債利回りが昨年末の 2.21%から2.95%に上昇する見通しとなっています。さて、個人的には、この見通し、当たっている半分、外れている半分だと思います。今年が、行き過ぎた質への逃避の反動で確かに長期金利は上昇局面があると思われます。しかし、長期金利は、趨勢的に、名目GDPの伸び率に近づくと考えられ、米国の名目GDPは2010年に日本で経験したようなゼロ成長近辺に落ち込むと思っています。そうなった場合には、長期金利は更に低下し、1%台などを経験することになるのではないでしょうか。したがって、株価の戻りはぜひ享受したいですが、その後は、再び、債券シフトが良い戦略であると考えます。果たして、今年は、どんな相場になるか、楽しみです。

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