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2009年1月15日 (木)

第247話 「バンカメの将来」

すいません、3日間、インフルエンザでダウンしていて、ブログの更新ができませんでした。皆さんは、予防接種をきちんと受けてください。さて、1月14日付けのブルームバーグ・ニュースによると、調査会社グラハム・フィッシャーのアナリスト、ジョシュア・ロスナー氏が、経営が悪化した米証券メリルリンチと住宅金融カントリーワイド・ファイナンシャルを買収した米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、同業のシティグループが受け入れたような公的支援が必要とする可能性があると指摘しています。 ロスナー氏は、メリルとBOAがともに保有資産の詳細を十分に明らかにしていないとして、BOAの具体的な損失見通しを算出しようとするのは「黒魔術」に等しいと指摘しています。確かに、BOAと特定していませんから、今回の米国での金融機関救済劇の欠点を指摘している人が多かったことを思い出します。すなわち、日本での資本注入は、金融機関の資産査定を厳格に行った上で実施されないと、一体、いくら資本が不足しているか市場の不安感を払拭できないという指摘です。今回のBOAのケースは、まさしく、そうしたプロセスを踏んでいないために、市場の不安が再び高まったものと考えます。ドックイヤー的なスピードで、今回の金融恐慌は、日本で経験したものより、早く進んでいます。オバマ政権誕生後、金融安定化法の残り資金を使えるよう議会の承認を得る予定だそうですが、早期解決のためにも、資産査定を行ってから、最後となる資本注入をしてもらいたいものです。そうでないと、BOAも市場からの厳しい洗礼を受けることになると思われます。特に、下げ相場で、メリルを引き受けるという大博打に出たわけですから。これは、上昇相場で行うべきことで、普通に考えれば自殺行為です。特に、その決定が、リーマンショック前(同時と言うべきか)であり、10月以降の大暴落でシナリオが狂ってしまっています。オバマさん、結局、あなただけが頼りです。

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