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2009年1月19日 (月)

第250話 「日興コーディアルと日興アセット」

1月19日付けのブルームバーグ・ニュースによると、米金融大手シティグループは日本で事業展開する傘下の日興コーディアル証券に責任を持ち続けるとの方針を表明、シティが事業部門を2分割するのに伴って日興コーディアルを売却する可能性があるとの報道を否定しました。シティグループはブルームバーグ・ニュースへの電子メールでのコメントで「今後数年間その価値を最大限に高めるために引き続き全力を果たす」と述べた。事情に詳しい関係者2人は匿名で、シティが日興コーディアルを少なくとも今後1年間保有し続ける計画だと語りました。 このニュースは素直に解釈すれば、日興コーディアル証券は、今後1年間ぐらいかけて売却先探しを行い、日興アセットはできるだけ早く売却したいといことでしょうか。非常に妥当な判断ではないでしょうか。日興コーディアル証券の売却は、その規模からして、ポンポンと決まる話ではありません。一方、日興アセットであれば、買収金額も証券に比べて安いですし、規模も小さく、一方で、投信では複数のメガ商品を持っています。また、すでに、数年前から上場準備してきて、戦略的にも切り易いというところもあります。しかし、日興コーディアル証券をどこが買うのでしょうか?国内金融機関にそうした余力があるとは思えません。歴史的には、三菱銀行が親密でしたが、モルガンスタンレーを抱え、それどころではありません。みずほの名前も挙がってますが、新光証券とみずほ証券の合併さえ、延期している会社が、買えるのでしょうか?疑問です。結論的には、今の市場環境で、日興コーディアル証券の早期売却は困難だと考えます。更なるリストラで、向こう1年で売りやすくする、それが狙いでは。

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