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2009年1月27日 (火)

第256話 「野村HDの大赤字」

1月27日付けのブルームバーグ・ニュースによると、国内証券最大手の野村ホールディングス(HD)が27日に発表した第3四半期(2008年10-12月)連結決算(米会計基準)によると、純損益は3429億円の赤字(前年同期は218億円の黒字)となったそうです。業務全般の低迷に加え、投資先企業の株式評価損やリーマン・ブラザーズの買収関連費用が影響しました。また、4-12月の赤字額は4924億円に拡大しました。 記者会見した仲田正史執行役兼最高財務責任者(CFO)は、通期業績も「非常に厳しい」とし、2期連続で赤字となる可能性を示唆し、早期にリーマン統合効果を出すとともに、今後は不採算事業などの資産売却や経費削減を検討すると語ったそうです。不採算部門の売却にまで言及したとなると、野村證券でさえ、相当に追い詰められているということでしょう。しかし、この赤字の中身には問題もあります。アイスランドの銀行関連で431億円、出資先の米国ヘッジファンドのフォートレス・インベストメント・グループの株価下落で623億円、逮捕されたバーナード・マドフ氏による詐欺事件関連で323億円を一時損失を計上しているからです。これだけで、1400億円弱の損失となります。フォートレスへの出資は、純投資であったと記憶していますので、全く、ビジネスに関係のない投資です。また、マドフ関連の損失は、米国金融業界では噂になっていた話をなぜ把握できなかったのか疑問です。しかし、銀行、証券ともに相当厳しい決算内容です。今後、日本の金融業界何が起こってもおかしくありません。しかし、本当に何か起こるとしたら、2010年からと考えます。今、何かすること自体が大きなリスクですから。

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