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2009年1月30日 (金)

第258話 「りそな銀行」

1月30日付けのブルームバーグ・ニュースによると、りそなホールディングスが30日に発表した 2008年4-12月期の連結純利益は、前年同期比41%減の1147億円となりました。中間期までの与信関連費用が重しとなったが、政策的に保有株式を減らしてきた効果で株式減損処理額も少なく、9カ月間の利益額はメガバンクの一角である三井住友フィナンシャルグループの834億円を上回ったそうです。株式関係損益は315億円のマイナスとなったが、それぞれ1968億円、1061 億円の損失計上となったみずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループを大きく下回り、大きな利益圧迫要因にならずに済みました。しかし、皮肉なものです。国有化状態になって、日本独自の「持ち合い株」の解消を進めた結果、利益を減らすことがなかったわけですから。取引先から相当なお叱りがあったと同行に勤める知り合いから聞いたことがありましたが、逆にそうしたしがらみは、国有化ぐらいの大事件がないとできないということです。これでは、銀行経営が安定しないわけです。言い方を変えれば、銀行が株式投資とかヘッジファンド投資など変なことをしないで、実直に預金を集め、お金を貸していれば銀行経営など誰でも簡単にできてしまうことを、りそな銀行は証明したことになります。本当に、皮肉な結果です。

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