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2009年2月 2日 (月)

第260話 「バッドバンク構想」

2月1日付けのブルームバーグ・ニュースによると、ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ米コロンビア大学教授は、金融機関の不良資産を買い取る「バッドバンク」の設立をオバマ米大統領が決定すれば、国家の負債を膨張させるリスクがあるとの懸念を示しました。同教授は、ダボス会議のパネル討論会で、この構想は納税者の「カネをがらくたと」交換する結果に終わると述べ、「不良資産に大金を払うべきではない。問題となるのは国家の債務であり、この管理は極めて難しい」と指摘しました。私は、この意見には反対です。お金をがらくたと交換するとありますが、これは妥当ではありません。バッドバンクに移すときは、当然に時価でないといけません。時価であれば、がらくたと簡単には決めつけれられません。適正な時価を算出し、どれだけの損失を抱えているかを把握する厳格査定の必要性は、繰り返し述べてきました。日本での経験を学ぶと口では言いますが、アングロサクソンが日本など学ぶ気の無い証拠のようなニュースだと感じました。

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