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2009年2月 9日 (月)

第264話 「かんぽの宿(続編)」

2月9日付けのブルームバーグ・ニュースによると、オリックスの浦田晴之副社長は9日の決算発表会見で、日本郵政が「かんぽの宿」のオリックスへの一括売却を事実上凍結した問題に関連し、「返事を待っている状態。それ以上でも以下でもない」と述べ、事態を静観していく構えを示しました。入札の経緯については「極めて透明性の高いディールだった」とし、求められれば資料開示などに応じる方針とも示しました。 日本郵政は昨年12月、宿泊・保養施設「かんぽの宿」70施設と社宅をオリックス不動産に約109億円で一括譲渡する契約を締結しましたが、鳩山邦夫総務相は、オリックスの宮内義彦会長が郵政民営化の推進役だったことを挙げ、入札手続きが「不透明で国民が納得しない」などと不許可の意向を示し、日本郵政の西川善文社長は契約の凍結や白紙撤回を示唆しています。以前にも、このブログで取り上げましたが、完全に、この案件、袋小路に入ってしまいました。もう元に戻ることはありませんし、このかんぽの宿、採算が取れる数少ない宿以外は、塩漬けになることが決まったと言えるでしょう。この金融情勢で、これら70施設を買って運営できる会社は、一杯あるとは思えません。加えて、今回の入札(?)が不透明だと言いますが、そもそも今言われているように、国民の財産たるものを訳の分からない会社に入札金額が高いだけで売ってよいものでしょうか。透明な入札=正しいこと、などというお粗末な考えでよいのでしょうか。金融情勢、経済情勢は、まだ悪化していくことが予想されますので、塩漬けの宿を国民負担で営業していくことでしょう。まだ、郵政の株式は国が保有しているのですから。残念。

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